「概算見積もりを出してもらえませんか」この要望も多いですね。でも、何の根拠もない概算見積もりに、いったいどんな価値があるでしょうか。「気休めに……」とんでもありません。見積もりは何度もいうことですが、明確な根拠をもとに出来上がります。それなら「一式見積もりでいいから」なるほど、この一式見積もりというのも住宅の見積もりでは、よくみかけますね。これを「見積もり」と称して提出する業者も存在しています。これから何かわかりますか。
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この一式の内容を詳しく説明されたことがありますか。どんなプロでも、この一式見積もりから住宅の中身を判断することなど不可能です。言い方を換えると、「一式見積もり」などという見積もりは、本来存在しないのです。「詳細見積もり」で分類することがむずかしいときは、「○○一式」と表示するのですが、住宅価格全体で「一式見積もりだけ」ということはありえません。その「一式見積もり」の根拠となった「詳細見積もり」が存在して、それを分野別にまとめて表示しだのがこの一式見積もりのはずです。そうであるなら「詳細見積もり」を一緒に提示してもらうことです。もし「提示しない」、「提示できない」なら、まとめているはずの「一式」には何にも根拠がなく、「ただ金額をもっともらしく出した」にすぎないでしょう。中身がなんとなく区分けされているようにみえるだけで「ドンブリ勘定」には変わりありません。「坪単価」よりはマシではなく似たようなものです。