当然といえば当然だが、公正さに欠ける

2012-01-23

次のような本には注意を要する。それは一見、単行本のような形をとってはいるが、実は特定のハウスメーカーのカタログ本である。通常なら無料で配布しているカタログを単行本にし、代金までとる。そして読み終わる頃には、そのハウスメーカーが販売する住宅に対し「もうこの家しかない」と、熱狂的な好印象を持つまでに洗脳されてしまう。また、これに類似したものに、複数のハウスメーカーがスポンサーになっているかのような本もある。

(参考情報)
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特定のハウスメーカーを高く評価し、他のハウスメーカー、工務店、建築家の作品をさりげなく、かつ厳しく批判する。このような本を読むと、家造りが「家を自由に建てる」から、特定のハウスメーカーの中から「家を選ばなければ安心できない」という錯覚に陥る。これらカタログ本やスポンサー本は、他のハウスメーカー、工務店、建築家を批判するため、それらの住宅の欠陥や問題点を巧みな説明や現場写真で指摘している。したがって、ある程度は欠陥住宅を防止する情報源としては期待ができる。しかし、基本的には特定ハウスメーカー販売促進のため、欠陥住宅問題を逆手にとって利用をしているにすぎない。したがって、欠陥の指摘内容も色眼鏡を通したものとなる。自社の住宅に関しては、欠陥となるようなことが時として長所であるかのように紹介されたり、また逆に他社の住宅については、欠陥とは言い切れないものが欠陥として指摘されることもある。カタログ本にしろスポンサー本にしろ、基本的に自画自賛のスタンスで書かれているので当然といえば当然だが、公正さに欠ける。