間違いの背後にある「違い」を考えてみる

2012-02-01

相手が間違っている……という認識から出発しないということは、換言すると、お互いの「違い」を正確に認識するところから出発するということです。そこでもう一度、重要な違いをおさらいしておきましょう。一つは、「自己認識の違い」です。「人は考えたとおりの人になる」。これはアールーナイチングールの言葉です。自己認識、つまりアイデンティティが信念をつくり、そこから能力に関する可能性が見えてきて、ある種の行動が生まれてきます。

日本創造教育研究所
日本創造教育研究所クチコミとレビュー|日創研の体験談
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自分の可能性を信じて行動する人と、自分を嫌いながら生きている人とでは、作り出す結果は明らかに違います。物事がうまくいくこと、うまくいかないことの根底には、自己認識の在り方が絶対的な影響を及ぼしているのです。これは人の可能性を引き出していく上で、もっとも重要な論点の一つであると私は考えています。あらゆる分野を越えたコーチングの本質に関わる部分ともいえます。こうした人間の重層的な意識構造の深いところに目を向けずに、「できる人」が正論をかぎしても不毛な結果を招くことが多いのです。「できる人」が間違っていると思う「できない人」は、ちゃんと自分の論理において考えたとおりの人として存在しているからです。二つめは、アイデンティティに起因する「人生観の違い」です。どんな困難な状況でも、自分にできることを意識するのも、できない理由を挙げて被害者を演じるのも、ある種の人生観の一断面です。終わりのない究極のゴールを描いて進み続ける人、手近なゴールにたどり着いて安心する人。ゴールというもののとらえ方も、生き方を反映したものになります。