「外貨買い円売り」に乗るときは、ユーロ/円の“買い”

2011-08-04

円キャリー・トレードの影響が強いときは、ドル/円取引を避けた方がよい状況になります。外国為替取引は、対ドル取引が主流で、本来は、それに集中するべきですが、円キャリー・トレードが強いと、撹乱されて、トレンドが見えなくなりがちです。現在のトレンドは「ドル安」と見ていますが、円キャリー・トレードに相殺されて、それが見えなくなっていたのです。つまり、円キャリー・トレードが強いときは、「円高」が打ち消される、ということです。円キャリー・トレードが強いときは、値ごろ感で、「ドル売り円買い」や「外貨売り円買い」をしても、うまくいかないでしょう。かといって、本来のトレンドが「ドル安」ならば、ドル/円の“買い”は推奨できません。ですから、「円キャリー・トレードが強いときは、ドル/円取引を避けた方がよい」となります。円キャリー・トレードの影響が強いときに、クロス円取引をするのならば、2007年8月時点の与件で言えば、「ユーロ買い円売り」が効率がよい、と考えます。ただし、それは、金利目当ての円キャリー・トレードではなく、キャピタル・ゲイン(為替差益)を狙うときには、「ユーロ買い円売り」がベストではないか、という意味です。金利差享受を目的とした取引ではない点に注意してください。同じクロス円取引の、オーストラリアードルやニュージーランド・ドルは、マイナー・カレンシー(非主要通貨)なので、個人的には投資対象になりません。しかし、あえて、その対応方法を述べるとすれば、ユーロ/円とまったく同じです。クロス円は、基本的に、ユーロ/円とまったく同じ動き方をします。−−個別要因がゼロではありませんから、このような書き方になります。現状のマーケット(外国為替市場)は、「ユーロ高(ドル安)」がポイントです。特に、ユーロ/円の値動き(すべてのクロス円)を見て、円キャリー・トレードが強いことが読み取れるのならば、先ほど述べた次の2点に留意するべきです。「・円キャリー・トレードが強いと、ドル/円取引を避けた方がよい状況になる・円キャリー・トレードが強いと、ドル/円取引での「円高」が打ち消される」