古代ギリシャ人はジルコンをヒヤシンスと呼び、珍重してきました。ジルコンは解毒作用を持ち、出産時の苦痛を和らげる効果があると信じられてきた石です。また、「悲しみを取り除き、身に覚えのない嫌疑を晴らす」石ともいわれ、それが精神の癒しへとつながり、ひいては心の安定へと導く力があるとされています。石を持つ人やまわりの人も「柔らかく」なれる石ですから、最近、身体も心も固いなあと身に覚えのある方は、ポキン!と折れてしまうその前に、ジルコンをお持ちになってみてはいかがでしょうか。また、ジルコンは身につけることで「富・名誉・知恵」がもたらされ、石の光沢が失われるとその効果も失われると信じられてきた不思議な石です。その力に、改めて注目してみてはいかがでしょうか。昔はダイヤモンドの代用品としても使われていた天然ジルコンですが、近年、合成ダイヤモンドの技術が発達したために、そのような使われ方をすることは、ぐっと少なくなりました。ダイヤモンドとジルコンは、見た目は似ていますが、まったく異なる鉱物です。また、ダイヤモンドに似ているキュービック・ジルコニアは、最新鋭の科学技術をもって誕生した合成石です。この3種の違いを簡単に覚えておかれると便利です。スリランカでは2,000年もの昔に、ジルコンが産出していたといいますから、本当に驚きですね。因みに、ジルコンは、近ごろ婚約指輪(エンゲージリング)さらに結婚指輪(マリッジリング)に使われる宝石として若い世代でトレンドになっています。