「もとにもどせない選択」は、重いし、苦しいものです。一度摘出した子宮はもとにはもどせません。気に入らなければとり替えられる買い物とは違うのです。また、子宮内膜症では、癒着の有無によって、開腹してみないと全摘出か核出か、あらかじめ予想できないことがあります。卵巣が一部でも残るのか、全部なくなるのかでは、手術後のホルモン状態がいちじるしく違ってしまいます。それを、手術を受ける当事者が事前に知ることができない。なんと理不尽なことでしょうか。また、手術の成功率、後遺症の出現などを、確率や統計などの数字で示されても。自分が成功する側になるのか、後遺症がでるほうの側になるかはわからないし、99%の成功率といわれても、成功しなければ自分にとっては100%不成功になるわけです。
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