商品と売場が適切であるならば、タイミングと品揃えとプライスゾーンを間違えなければ、一つの問題は解決するはずだ。ただそのときに、シーズン中の品揃えローテーションと、量的な目標をしっかりイメージして(それを「取組み」というが)、さらに、販売促進計画をも十分に話し合うことが大切だ。今日では販売には、商品と共に情報も必要となっている。単にモノがモノだけで売れなくなったいまの時代では、モノを売るために、「ライフスケープ」が必要だと言ったのは、慶席大学の井関利明教授だが、いつも豊かさ、ゆとり、楽しさを求める生活者たちは、モノのある生活シーンを同時にイメージしたいと思っている。そのことを「ライフスケープ」と呼んでいるわけだが、商品の販売は同時にエモーショナルな情景を作り出していなければならない。したがって、アパレルメーカーの販売は、そうした情報を売場に準備しておかなければならない。